ディープ・ルッキング (2)

 
ディープ・ルッキング (1)からの続き。

原文: Deep Looking (Marked, Eternal)

== 以下、訳 ==

「ありがとう」は魔法の言葉

どんなものが出てきても、現れたものに感謝することで、それに関する自分の気持ちが好転します。抵抗は受容に変わります。気持ちの錬金術です。このこと ― つまり迎え入れて、感謝して、気持ちが自分を抱きしめてから通り過ぎることができるスペースを与えること ― がディープ・ルッキングでメインになる原則です。気持ち、マインド、ハートに敬意を表してお辞儀をし、ハグをし、キスをすることができます。そうすると、開かれた感じ、好意、思いやり、愛の感覚が戻ってきます。読み進める前に、今ここでやってみるのもいいかもしれません。

ハートとマインドに対して、本当に、これほど美しくて素晴らしいハートとマインドでいてくれることに感謝します。ハートとマインドに微笑みながら、温かくハグをします。ものすごく愛しているんだよ、とハートとマインドに伝えましょう。敬意を持って、感謝しながら、お辞儀をします。「ありがとう」と言ってください。

このステップはこれで終わりです。もし抵抗があったとしても大丈夫です。守る必要のあるものを見事に守ってくれていることに関して、抵抗に感謝します。抵抗をハグしてください。ちょっと頭がおかしい感じに聞こえるかもしれませんが、それでもハグします。抵抗を受け入れることで、抵抗を手放すことに一歩近づきます。結局のところ、抵抗は友達なのです。

マインドとハートが伝えたいことにしっかりと耳を傾ける

マインドとハートがどう反応するか、耳を傾けられたら、つぎのステップに進むことができます。質問をして、それに対する答えを聞き、そこから出てくる別の質問を尋ねます。どんな答えが出ても、それはもっと深く入っていくための道を示しています。

ディープ・ルッキングとは、どのような構造が現れて話し始めたとしても、それと対話をするプロセスです。内側に焦点を向けるとき、そこに何かを話している声があること、それがあらゆるものにラベルを貼っていることに気づいてください。マインドのこの機能を使って、私たちはマインドやハートや体と話して、それが何を求めているのか、求めているものを手に入れる上で妨げになっているのは何か、何を守ろうとしているのかを理解することができます。マインドに話しかけるというのはちょっと変なように思えるかもしれませんが、頭のなかの架空の人たち、たとえばパートナーや親といった人たちに話しかけるのと何も変わりません。想像上のロールプレイ、ゲームなので、あまり深刻に受け止めないでください。「体」と呼ばれている存在の内側に「マインド」や「ハート」という名の存在が住んでいるというわけではありません。ただ単に、そうした構造に対して問いを直接投げかけると、直接答えが返ってくるというだけの話です。単純です。

ではマインドに対して、やすらいでいるかどうか尋ねてみましょう。本当に尋ねます。「マインドさん、今やすらいでいますか?」

そして答えを待ちます。

答えは「はい」か「いいえ」です。もし「はい」なら、答えてくれたことに対してマインドに感謝をして、それからハートに同じ質問をします。

答えを待って、もしそれが「はい」なら、ハートにも感謝をして、一日を楽しんでください ^_^

もし「いいえ」が返ってきたら、マインドまたはハートに、一番求めているのは何ですかと尋ねます。答えを書き留めてもいいでしょう。書いておけば集中を保つ助けになります。
……….

答えが返ってくるたびに毎回感謝をして、ハート、マインド、またはそのときに話しかけている相手に敬意を表します。
……….

つぎの質問はこうです。「今くつろいでいないのは、何が妨げになっていますか?」

答えが出てきたら、その感覚を迎え入れて、1分ほどそれがそこにあるままにして、今ある通りにそれがあることを許します。そしてその感覚に対して、一番求めているのは何かを尋ねます。そして何が現れるかを見てみます。
………..

その感覚やマインドやハートがくつろぎたいという答えが返ってきたら、こう尋ねます。

「くつろぐ準備はできていますか?」
「今くつろぐ準備はできていますか?」

もしこのふたつの問いに対する答えが両方「はい」だったら、そっと目を閉じて感じます。しっかりと感じますが、感じられることにラベルを貼らないようにします。生(なま)の感覚が自分を包んで、完全に現れて、そして通り過ぎていくのをただそのままにしましょう。これにはじっくり時間をかけます。すべて通り過ぎていったように感じられたら、もう少し感覚を招き寄せて、それをしっかりと感じて、さらにもう少し感じます。それからさらにもっと。それを続けます ― 迎え入れて、招き寄せて、しっかり感じるというプロセスをこれでいいと思えるまで続けます。感覚があるエリアに開いた扉があるところを想像して、感覚がどのようにその扉を通り抜けるかを見てみるといいかもしれません。または、ただ感じます。終わったときにはすごく疲れたり、消耗したりしていることもあります。それで大丈夫です。このワークにはある程度の集中が必要ですから。

恐れや抵抗のような感覚が出てきた場合は、その感覚に話しかけて、何を守っているのかを尋ねてください。答えが返ってきたら、マインドに対して、それをまだ守る必要があるのか、それとももう守る必要はないのかをしっかり見てくださいとお願いしてみます。もう必要がないとマインドが答えた場合は、その恐れや抵抗の感覚に対して、去りたいかどうか尋ねてください。「はい」と返ってきたら、それをさきほどのようにしっかりと感じきります。「いいえ」と返ってきたら、その感覚が自分に何を伝えたいのか、尋ねてください。そして耳を傾けます。どんな答えが戻ってきても、答えてくれたことに感謝をして、答えのなかに出てきたものに注意を向けます。これはちょっと複雑なように思えるかもしれませんが、実際にやってみると、質問と答えは話のなかで自然に展開していきます。

== 訳は以上==

ディープ・ルッキング (3)へ続く (それで最後)。

マインドやエゴの機能を長々と解説したり、場合によってはほとんど敵視しているんじゃないかというメッセージもけっこうある。マインドの巧妙な働きが見抜けたときに、あまりにも長く騙されていたことに気づいた衝撃で、ついその巧妙さに力点が置かれることになるのはわかる気もする。

けれども、そのことと、今起こっているマインドの働きに今どう接するかはまた別の話なのかもしれないと思う。

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