注意のエクササイズが必要な理由 ジョン・シャーマン

 
ジョン・シャーマンの関係はここのところあまり読んでいなかったが、ちょっとチェックしてみると彼はけっこうな量の記事をサイトやブログに書いている。昨日の記事でも少し書いたように、「自分で注意を向ける (Self-Directed Attention)」エクササイズに関するものが特に多い。

実践している人たちからのフィードバックが良好ということなのだろうか。僕自身は全然やっていなかったが (どんな練習もしない主義、というか単にできない) 、そういう記事を読んでみると、彼がこのエクササイズを非常に大切に感じていることがよくわかる。

それに、このエクササイズをやらないとどんな恐ろしいことになるかも書いてあって (そこまで大げさじゃないか)、「早く言ってよ」とは思った。それでも、いま気がついて良かったのは確か。

なので、その最近のいくつかの記事を訳してみたい。エクササイズそのものはかなり単純で、いきなり手順だけを読めば、「なんだ、こんなのか」で終わってしまう人がほとんどのはず。なので、まずは前提や背景を説明する文章をふたつほど紹介しようと思う。最初はこれ。

原文: Why Practice Self-Directed Attention? (JustOneLook.org)

== 以下、訳 ==

JustOneLook (一度見るだけ) のプロセスはふたつのパートで構成されている。そのふたつとは、自分自身を見ること、それから自分で注意を向けるエクササイズだ。

自分自身を見ると精神がリセットされて回復期が始まるが、その期間中、精神はそれ自体を再構築することになる。生そのものに対する恐れに基盤を置かない形で再構築は進む。

二番目の部分、つまり自分で注意を向ける練習は、回復の過程では非常に重要だ。

自分の本当の自己 (自分性) を味わったあとで、自分の注意に対するコントロール力を伸ばす努力をする人は、自己信頼と行動する力を獲得し、さらには何が必要か、必要でないか、重要でないかをどんな状況でも自分で判断する能力に対する自信を手に入れる。そして必要な場合はためらわずに他者に助けを求めることもできるようになる。そうした人たちはこのプロセスに積極的に関与するが、回復期はだいたい2年半ほど続くことが多いようだ。

見ることはしたけれども、自分の注意に対するコントロール力を増強するための努力はしない人たちの場合、回復期は最低5年は続くようだ。そうした人たちにとってはその期間は悲惨なものになることが多く、そしてそのプロセスに意識的に関与していないせいで、精神がそれ自体を再構築しているあいだ、その経験について語れることはほとんどない。なかには、このワークはこれまでにやってきたいろいろなスピリチュアル技法の単なる焼き直しだと考える人もいるようで、実際にはこのメソッドは魔法ではなく理解と自己信頼を提供するものであるのに、彼らはJustOneLook (一度見るだけ) メソッドの無二の効力に気づいていない。

そして、このプロセスについての理解を意識的に深め、私たちの勧めている単純な注意のエクササイズを実行してスキルを高める人たちは、思考の主張を受け入れるか、無視するか、または捨ててしまうかを自分で決められるということがいかに簡単か、そしてどれだけ嬉しいことかに気づくだろう。そして、自分の精神や人生との関わり方のすべてを決めていた恐れという文脈に埋もれてしまっていた力を取り戻すことになる。

注意をうまくコントロールすることができるようになれば、そして恐れという覆いがなくなれば、そうした理解の光はこれからの人生を通じて確実な導きとなるだろう。

== 訳は以上 ==

これが本当なら、僕が「自分自身を見る」メソッドをやったのが2年ちょっと前だから、エクササイズをしていない以上、あと3年くらいは回復期が続くことになる。

まだ続いてたのか、とちょっと嫌な感じにもなるが、逆に注意のエクササイズをすればそれが短くなりそうだし、いいこともありそうだ。

あまりに暑くて早起きしてしまい、早朝から訳してみました。

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