顛末

 
数ヶ月前、ジョン・ウィーラー (John Wheeler) に関する知らせが出版社から届いた。

ジョンはセイラー・ボブのもとで現実と自己の本質を見て探求が終わった人で、数多くの著書があり、ミーティングも定期的に開いていた。会社員との兼業とはいえ、いわゆる非二元の先生だった。それが、教える活動を完全に停止して、著書もすべて絶版にするという。やめる理由は明らかにされていなかったと思う。

ジョンについては本をかなり前に一冊読んだ以外はあまり気にしたことがなかったのだが、教えるのを完全にやめたというその知らせを受けて改めて興味を持ち、Urban Guru Cafeのインタビューをいくつかの聴き直したりしていた。急に活動を中止した理由を理解したかったのかもしれない。

そのジョン・ウィーラーの名前を、しばらくたってからあるニュースで目にした。ニサルガダッタ・マハラジのもとで20年近く学んだ指導者のところにジョンがしばらく滞在し、特別なマントラを授けられたという。

インドのグルからマントラ?と驚きながら、そのグルというのはいったい誰なんだ、と関心を持ち、すぐに調べてみた。それはラマカント・マハラジ (Ramakant Maharaj) という70代半ばの人で、銀行を退職したあとインド西部の地方都市で教えているらしい。さっそく本を取り寄せて、読んでみた。Youtube動画も見た。

そして唸った。彼の迫力と説得力に。

インドの伝統的グルからマントラ拝受なんて、ジョン・ウィーラーはいったいどうしてしまったんだ?という呆れ気味の感想は一瞬で消えて、教えがこうして連綿と伝えられているありがたさに頭を垂れるほかないという心境になった。自分でも驚きだった。

そして、ああだこうだと好き勝手なことを書き散らしているこのブログの存在が急に恥ずかしく感じられ、翻訳記事を除いてすべて消した (せっかくいただいたコメントも消してしまい、その点については申し訳なく感じています)。

一時はラマカント・マハラジを訪問しようとビザを取得しかけたり、講話録を訳そうと先方と話をしたりもした。だが、彼の教えに対する興味はなぜか急速にしぼんだ。インドの伝統的な価値観が色濃く影響している点が、どうしても今の自分には合わなかったのではないかと思う。自分の不幸な条件付けとしか言いようがない。

関心が消えても、自分の中途半端な発信に対する恥ずかしさは変わらない。だからこのブログは停止したままだ。ブログはどうなっているんですか?という問い合わせを昨日もらったため、コメント削除のお詫びと事情説明のために書くことにした。

なお、このブログ (というか和訳記事置き場) のURLは8月に https://resonanz360.wordpress.com/ に変わる予定。それから、グレッグ・グッドのThe Direct Pathの邦訳は現在校正中で、発売日が決まったらここで告知する予定です (ナチュラルスピリットより刊行予定)。

追記: 上に書いた以上のことは語る気がしないため、メールをもらっても返信はしていないのでご容赦を。

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