ジョン・シャーマンについて

 
GW頃に例のメソッドを初めてやってみたとき、あれ!?ということが起こった。

で、それがあまりにも意外なことだったから、こういうブログを書き続けている身としては、すぐにそれについて書きたくなった。でも、どう書けばいいのかさっぱりわからない。

何かをどう書いたとしても、その書かれたものは書こうとしたこととはまったく無関係だという確信が圧倒的で、そのことに絶望した。それでも数行書いてみては消し、また書いては消し、ということを繰り返してみた。でも、どうしても従来の文脈、ボキャブラリーから抜けられず、結局はなぜかブログそのものを放り出したくなった。

それで、このことについてはこれまでとは関係のない文脈で、まったく違う場所で語ったほうがいいような気がして、とりあえずこのブログは休みにしようと思った。

でも、中野真作さんの (というよりも、奥さんと一緒の「スペースまほろば」の、と言ったほうが適切だということに今回気づいた) 皆生温泉リトリートで出会った方から「続きが読みたい」と言ってもらった影響もあるのか、こうしてこの場で書く気になっている。それでも、書くことによってそれが「何か」についてのことだと思われるのは嫌だなあ、という思いもある。「わかった気になってるよ、また」とか言われるのも面倒なだけだし。

ともかく、「非二元」とか「アドヴァイタ」と呼ばれるものが語っていること (と自分で思っていたこと) とは、相当な断絶がある。全然関係ない感じがする。さらには、こんなことはそもそもまったく必要ないという確信もある。どっちにしても足すことも引くこともできないから。

と、方向の見えないぼやきを続けても仕方がないから、例のメソッドを生みだしたその人について書いてみようと思う。そういう取り上げ方をすると、「つぎの先生探し」の一環のように見えてしまいそうで気分が悪いけれど、それは本当でもあるから、まあ我慢。

Look At Yourself (自分自身を見る)、Just One Look (一度見るだけ)、Direct Look Method (直接見るメソッド) 等の名前がつけられた例のメソッドを生んだのは、ジョン・シャーマン (John Sherman) というアメリカ人。カーラという奥さんとカリフォルニアで暮らしている。

Just One Look (ジョン・シャーマンのサイト)

1999年に当時主流だったサットサン型のトークをはじめて、そのあと2006年か2007年ころに教えのスタイルを変え、数年前まではリトリートやミーティングをしていたが、最近はオンラインセミナーをしている程度のようだ。トークをまとめた本が一冊出ている。現在70代前半。

かなり強烈な人生を送った人で、その数々のエピソードについては彼自身が書いたものをそのうち訳して紹介するつもり。メチャクチャで単純に面白い。

それと、メソッドの基本と考え方についてジョンが説明している文章も時間を見つけて訳してみたい。背景や理屈がわからないと何事にも取り組みたくない、という人には役立つ情報になるのかもしれない。

ただし、ジョン本人は、とにかくメソッドをやってみるだけでよくて、残りは全部ただのおしゃべりであり、メソッドをやってみようという気にさせるための単なる呼び水だとも言っている。

とはいえ、僕はこの二か月ばかり、ジョンのリトリートのDVDやポッドキャストに浸り続けていて、彼の「おしゃべり」はすごく面白いからつい聴き入ってしまう。カルト信者的な熱中。眼の色が変わってたら嫌だなあとか思いつつ。

なお、ジョン・シャーマンの2010年のリトリートに参加した人の書いた記録があって、かなり面白い。ジョンの経歴についても触れられている。

5 day リトリート with ジョン・シャーマン その1 | その2 (岡田歩さん)

生身のジョンと会うこと自体には特別な意味はまったくない、とジョンは言う。だからサットサンみたいな一方通行的な形式は今は嫌いで、逆にリトリートやミーティングは彼にとっては学びの機会で、メソッドをやろうという気にさせるための表現を洗練させるひとつの訓練だそうだ。

ちなみに、僕自身は「ある文章」(これは南アフリカで大学の先生をしているKriben Pillayという人が書いたものだった) でジョンのメソッドのことを知って、ウェブサイトの説明などを何も読まずに、下の動画を聴きながら「自分自身を見る」ことをいきなりやってみた。それでぶっとばされた。とても静かに。

How to Look at Yourself

と、ここまで書いてみて、やっぱり失敗している。「何か」について書いているようにしか読めない。それに、何かを得たり失ったりする話のようにしか聞こえない。書いていると逆に混乱してくる気さえする。

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ジョン・シャーマンについて」への5件のフィードバック

  1. HIROさん、感激です!岡山在住の大ファンです!HIROさん、ぜひ岡山に来てリトリートやってください。今私は勝手に岡山で「塩人間研究会」?立ち上げてます!現在は独りですが・・・

  2. ヒロさんのお気持ちはわかりますが、ファンとしては、ブログのアップがあるだけで、手放しで喜んでしまいます。旦那もヒロさんの近況報告をとても楽しみにしています。岡田さんのリトリート・レポートも、とても読みやすくてよかったです。いつもながら素敵なブログを書いてくださって、また紹介して下さって本当にありがとうございます。

  3. chieさん、問屋町のオンサヤコーヒーは本当によかったです。岡山在住なんてうらやましいです。リトリートなんてとんでもない話ですが、オンサヤコーヒーにはまた行こうと思っています。

    みずほさん、どうもありがとうございます。岡田歩さんの新ブログにもジョン・シャーマン関連の記事があるので、もしよかったら読んでみてください。旦那さんによろしくお伝えください。

  4. 長年こういった情報に関わっていると思わず
    「このメソッドは○○に似てるな」
    と言ってしまいそうになりますが、
    今はこのジョン・シャーマンという方がどんなことを語っているのか素直に触れてみたい気持ちです。

    ヒロさんに頼ってしまって申し訳ありませんが翻訳記事がアップされることを楽しみにしていますね。

  5. ぞんさん、こんにちは。

    本当にそうですよね。「これはアレだな」というのは僕もすぐに思います。

    ジョンのメソッドの場合、彼は「意図がすべてだ」と言います。真我でも、観照意識でも、ハイヤーセルフでも、真の自己でも、自分の本質でもなく、単に「自分が自分である感じ」「自分だな、という感じ」を見る。さらに、その見ることがゴールだとも言っています。そのあたりは、彼の解説を少しづつ訳していきたいと思っています。

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