京都と___と岡山

 
ブログなんてもうやめた、非二元とか何とか、もういいや。と思ったのは一か月ほど前だった。

先週金曜から中野真作さんの温泉リトリートがあり、そこで会ったこのブログを読んでいるという方から「あの休み方だと、ちょっとほら、なんとなくねえ。何かもう少し書いてもらえると嬉しいんだけど」というようなことを言われた。

そう言われてもなあ、と思ったのに、今こうして指が動いている。

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鳥取へ向かう前に、京都に寄った。いちど行ってみたかった恵文社一乗寺店が目当て。バスを降り、突っ走ってくる自転車をよろよろとよけながらやっとたどりついたその店には、予想以上の味があった。

買ったのは、1971年の朝日ジャーナル (「爆発した国際通貨危機」特集)。modern juice 8号 (「わたしの住処」)。APIED Vol.20 (「海外短編小説集」)。それから、別冊みんなのミシマガジンの2014S/Sという号 (森田真生特集)。

荷物が重くなりそうだから買わなかったけど(スミマセン)買いたかったのが、岩淵悦太郎『悪文 第3版』。木村榮一『翻訳に遊ぶ』。渡辺京二『気になる人』。ポリアという人の『いかにして問題をとくか』(衝撃のデザイン!)。それからハンナ・アーレントの解説書と荻原魚雷の何冊かのエッセイ。

どれも山梨のジュンク堂や朗月堂では置いていないか、もしくはあっても自分の目にはつかなかった本。書店をうろうろする喜びをほんとうに久々に味わった。

中腰姿勢が続いて1時間半くらいでくたびれてしまって退散したが、また行ってみたい。京都の底力を見せられた気がした。そういうことでもないか。

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京都をあとにして鳥取に行き、リトリートに参加した。

宝のような時間だった (それ以外の時間もすべて宝だという事実にやさしく気づかされたという意味でも)。

あのときあの場にいた人だけの出来事、という印象がすごく強く、あれこれ書くのは野暮だからこれだけ。

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リトリートが終わったあと、いつもあさっての方角から刺激 (実際に刺さる) をくれるハンサムなお兄さんにドライブに連れていってもらい、激ウマのうどんをご馳走になり、それから岡山へ移動した。

目当てはONSAYA COFFEE (オンサヤコーヒー)。通販で何度か豆を買ってその香りと豊かなのにクリーンな味に感動して以来、ぜひ行ってみたかった。

岡山駅のとなりの駅で降り、風圧とともに突っ込んでくる通勤・通学の自転車をよけながら前のめり気味に歩いていくと、白い大きな建物の1Fにその店はあった。モーニングのセットを食べつつ、2杯目のコーヒーも飲みつつ、超幸せな時間をすごした。「独り身だったらすぐに岡山に引っ越すぞ、これは」というレベル。何がいいか、と言うよりも全部よかった。また行きたい。すぐにでも。遠いけど。

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このブログの更新が再開するのかどうかはわからない。でも、とりあえず新しい記事がこうして出ました。Mさん、読んでいただいてますか?笑

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京都と___と岡山」への7件のフィードバック

  1. うれしい うれしい うれしい

    ただただ それだけだけど 

    ほんとうに ほんとうに

    ほんとーーーーに  うれしい。

    ありがとうー ヒロさん。

  2. 素敵な旅だったんですね
    岡山は水がきれいだとか

    更新嬉しいです

    Mさんに届け笑

  3. 何をどう捉えようとこの意識の仕方との腐れ縁は変わらないのだろうから、その意識のあり方には、何も気にしないで、気にすることを書いていただきい。

    見識や社交性のほとんど無いわたしですが、ヒロさんのブログは勝手に、真面目に、楽しみにさせていただいております。恐縮。

    ハンナ・アーレントなどは、私が好きな人で、共感する数少ない方ですので、いつかヒロさんの印象や読まれました書物の感想をお聞きしたいですね。

    人生最後まで怠け者でいるつもりの私とは大違いでしょうから、どうぞたまにはマイペースで、ご自愛を‥。

  4. スズキヒロコさん、たまころさん、youさん、ひとみさん、かぶ(大)さん、I.Yoshihiraさん、どうもありがとうございます。

    更新が再開するかどうかわからない、とか書きつつ、ふたつも記事を追加していたりして、自分でもびっくりしているところです。

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