非二元対話グループのはじめかた (1)

 
前のふたつの記事 (「グル、ガイド、友人、ミートアップ」と「非二元グループの実例」) のつづきで、非二元について対話する開かれたグループについてジェリー・カッツ氏がまとめたページを訳してみた。長いから分けている。

冗長と思われる部分、文脈がはっきりしない部分 (特に動画の書き起こしテキスト)、それからメールのやりとりの部分は適当に省いている。かなり量が多いため、相当ざっくりと訳した。でも雰囲気は通じるはず。

== 以下、訳 ==

独立系の非二元ミートアップグループのはじめかたと運営
ジェリー・カッツ編

独立系の非二元グループの目的、特徴、意味

このページは、人が集まって対話する非二元グループのはじめかた、運営のしかたに関する情報を扱っている。この種のグループは、どんな伝統にも、グルにも、先生にも、教えにも基盤を置かない。グループのメンバーそれぞれが自分の先生、伝統、ガイド、好みの情報源をもっていることを尊重し、歓迎するというのがこのグループの特徴だ。もうひとつの特徴は、メンバーそれぞれが自分自身の認識に責任を持ち、自分が自分の権威になるという点だ。リーダーやオーガナイザーやモデレーターがグループの中に現れることはあっても、決定的な権威あるいはグループ公認の賢者という役割は誰も担わない。

こうしたグループで肝心な点は、グループ内の誰かが「皆と向かい合って座る賢者」になったりすることなく、メンバーが非二元について話すということだ。有名な先生たちや賢者のビデオを上映する場合も (あるいはもしかしたら、よく知られた先生がグループを直接訪ねて来るかもしれない) 、それが誰であれ、部屋にいるどのメンバーとも根本的に違っているわけではないということは思い出したほうがいいだろう。

Meetup.com
(訳注: Meetup.comには日本語版がないが、この後の部分で何度も出てくるため、この項も訳した)

Meetup.comのアドレスは http://meetup.com になる。Meetup.comがなくてもグループについての告知や運営はできるが、Meetupが提供している運営とネットワーキングのためのツールは非常に貴重なものだ。Meetupでなければ、Facebookのグループ機能がいい。Mark Hovilaはシアトル非二元対話グループの運営にFacebookだけを使っている。

Meetup.comをチェックして、どんな機能があるのかを調べてみるといい。6か月ごとに料金を支払うが、金額は国によって異なる。カナダでは6か月で72ドルだ。インドであれば6か月で12ドル程度になっている。それがたぶん料金の両極端だ。Meetup.comを調べて、グループをカスタマイズできるということに特に注目してほしい。おそらくもっとも重要なのは、グループが一体何についてのものなのかを書く欄だ。ほかのグループがどう書いているかを読む前に、自分でまずは書いてみるのがいいかもしれない。キーワードに何を書くかという点もとても重要だ。というのも、メンバーになるかもしれない人たちは、キーワード検索を通じてグループを発見する可能性があるからだ。キーワードをいくつか自分で考えて、それからほかのグループが使っているキーワードも参考にしてみるといいだろう。

オーロヴィル非二元ミートアップグループのAnamikaとのインタビュー抜粋

・友人間の気楽な冗談から始める。スペース (空間、間隔、間) がそこにあるとき、自分自身の真実から話せる。ガイドライン「スペースをつくる」
・定められたガイドラインというものはない。グループを始めて展開していくと、ガイドラインは自然に現れる。ガイドライン「ガイドラインはない。特に定めない。勝手に現れる。誠実さの感覚からはじめればいい」
・グループを訪れた有名な先生たちの影響。ウンマニ、ポール・スミット、リサ・ケアンズ。グループの目標は、自分が今すでに何であるかを見ること。刃を研いでおくこと、探究を衰えさせないことは役にたつ。ガイドライン「自分が権威だという印象を与えてしまっていないかを意識する」
・観念的なメンバー、心理的な助けを求めているメンバーについて。ガイドライン「観念やストーリーに没頭する必要はない。自己探究に戻ればいい。イニシエイターの役割を果たす」「自己探究から注意が外れないようにガイドできるメンバーがグループに数人いるといい」
・コアグループとその意味。どうやってグループの活動を続けるか。ガイドライン「ひとつの質問に対して、いろいろな視点を提示する」
・Meetupでメンバーのスクリーニングが可能。ガイドライン「メンバーになりたい人のスクリーニングが必要な場合もある。グループのテーマに関係ない目的を持った人もいるから」
・アメリカのクリシュナムルティ財団による対話のガイドライン。ガイドライン「トーキングスティックの活用を検討する」「ミートアップのあと、メンバーを追い散らさない。グループのあとでおしゃべりを好む人たちもいる」「メンバーの家ではないところで集まるのがベスト。騒ぎが減る」
・ジェリーのグループが活発であり続けている理由。自己探究への集中。
・コアグループのメンバー間の見解の違いについて。ガイドライン「いろいろな本や先生のエクササイズをしてみる」

シアトル非二元対話グループのMark Hovilaとのインタビュー抜粋

・初期のメールフォーラムについて。Markのグループの開始。グレッグ・グッド。各地域で対話グループをはじめることについてのジャン・クラインの考え。グループで動画を見ることの欠点。
・モールのフードコートを集まる場所として活用。「サットサン」の集まりとしては普通ではない場所。
・ミーティングを成り立たせるために本からの引用を使う。いつもだいたい同じテーマなのに毎回新鮮な話になるのはなぜか。
・観念的になってしまったときの対処のしかた。グループのモデレーション。モデレーションとは。
・支配しようとしたり、議論をしたりしようとする人たちについて。
・コアグループとは。ミッションステートメントについて。「僕らはここで何をしているのか?」「いまにいることを思い出すため」 真理探究の社会的側面。コアグループ内で意見の不一致があったときには? 不一致が強さになるとき。この種のグループがいったい何なのかを思い出す。自分たちでグループをはじめよう。専門家である必要はない。
・グループをはじめるのは簡単。先生、伝統、教えには焦点があたっていない。迎え入れられている感覚に。
・メンバーが得られる恩恵。シェアリングの力学。心理的な問題に新たな視点を提示する。
・非二元に親しんでいない人に説明する。「自分を世界と切り離されたものとして見ないこと。自分vs世界ではなくて、すべてこれ」
・静寂の価値。

Maja Apolonia Rodéとのインタビュー抜粋

・皆に向かい合って座る先生という形式は、知は自分の外にあって、先生以外は知を表現する力を持っていないという観念を永続化させる。小さなグループであれば、ひとりひとりが真実を語れるし、語られる言葉を超えてお互いに耳を傾けることができる。
・ガイドラインは自由を可能にするためのもので、自由を規制したり骨抜きにしたりするためのものではない。円形に座るか、あるいはテーブルを囲んで座る。教室形式で座らない。
・ガイドライン「本当の願い、誠実さ、真剣さでグループを始める」「知識ではなく真剣な好奇心をもってお互いに出会う」「Meetup.comを活用して、告知やゲストの募集をする。あるいは無料のFacebookグループを使う」「コアグループを作る」「定期的に集まる。隔週など」
・現代の文化にはコミュニティという要素が欠けている。こうしたグループにあるコミュニティ要素。ガイドライン「グループがコミュニティとして受け取られている可能性を考える。コミュニティという感覚がグループに参加する理由であるかもしれない」
・複数のグループがなんらかの方法で結びつき、大きなコミュニティーの一部だという感覚が生まれることについて。
・非二元を知らない人にどう紹介するか。先生たちの動画の活用。ガイドライン「非二元についての短い動画を見つけて、それをグループで見る」「アジャシャンティが言うように、自分自身の経験から話す」
・ガイドライン「ひとりひとりが自分の目覚めに責任をもち、ほかの人たちのためのスペースをつくることに責任をもっている。敬意をもって接する」「目覚めについての権威を、人間関係やスピリチュアルの他の領域の権威にまで広げてしまう人たちがいる。誰の中にもブッダがいるということを尊重するのは大切」
・人々を迎え入れることの意味と重要性。
・非二元グループを作る目的。議論が脱線したら。ガイドライン「グループの意図をはっきりさせておく」
・ガイドライン「何のグループなのかをはっきりと表現する。ミッションステートメントをつくる。そのことで自分の本当の動機がどこにあるかがはっきりする。各メンバーがそれぞれ書いてもいい」「毎回のグループで、なぜグループに来ているのか等について2、3人に話してもらう」「リーダーシップと社交的な側面がグループの開始と運営に役立つ」
・リーダーは、スペースを準備してそこに人々を迎え入れ、それが雰囲気を決める。参加者を迎え入れるのは非常に重要で、それはいろいろなやりかたで、あらゆる局面で表現できる。ガイドライン「歓迎されていると感じてもらえるようにする」
・真剣な対話につながる良い質問をすることの重要性。例「最近あなたの心、ハートにあることは何ですか? なぜそれはあなたにとって重要なんですか?」ガイドライン「参加者が好きな引用文の紹介からミーティングを開始する」
・黙って座ることの重要性。ガイドライン「ミーティングの開始時と終了時に静かに座る時間をとる。ミーティングの途中でも。対話は沈黙に向かう。トーキングスティックは沈黙、プレゼンスを迎え入れるためにも使える」「ミーティングのおわりにトーキングスティックを回す。全員が何かを話せる」

James Traverse、Maja Apolonia Rodéとのインタビュー抜粋

・グループを始めるのに必要なのは、あるということの本質を探究しようという情熱と関心。それだけ。
・グループを成功させるにはいくつかの原則が必要。優れた質問をすること、そして答えを知らないという場所から来ているということがリーダーシップの基本。グループを支配することなく包みこむリーダシップが必要。
・楽器の習得と同じで時間が必要。時間をかけて練習し、上達し、スムーズにできるようになる。
・グループ内でのやりとりは初めてのデートのようなもの。オープンで生き生きとして無防備。

シアトル非二元対話グループのMark Hovilaとの書面インタビュー

Q. グループをはじめた理由ときっかけは? 誰がはじめた? いつどこで?

A. 僕が2004年4月にはじめた。こういうことについて話す相手がほしかった。家から1マイルほどのところにモールがあって、好きなだけ座って話せる場所がそこにあった。クリシュナムルティ関係のメーリングリストの人たちと、何人かの知り合いに案内のメールを出した。平日の晩に集まろうと。初回は4人が集まった。最初は隔週で、今は毎週。

Q. グループについて書いたものは?

A. http://home.comcast.net/~hovila/site/

Q. どう進めているか? 最低でも始まりと終わりがある。沈黙の時間、瞑想、お茶の休憩、その日のテーマについての話し合い、メンバーによる発表、書かれたものの朗読などもありえる。

A. まったく決まっていない。ただ集まって、話したいことについて話す。といっても、共通の関心が非二元だということはみんな理解している。話が逸れていくこともあるが、誰かが元に戻す。モデレーターはいない。

Q. 1回に何時間ほど?

A. たいていは約2時間。早く帰る人もいるし、遅く来る人もいる。ときにはもっと長いときもある。午後7時に集まるが、モールは10時に閉まる。

Q. コアグループはあるか? つまりグループの意義を共有している2人か数人のメンバーは?

A. いつも来る人が4人いる。隔週で来る人、月に1回の人、もっと少ない人たちもいる。誰が来るかはわからない。平均すると6人。

Q. グループの目的は?

A. その質問はグループ内でもよく出される(笑) 自分にとっては、これはほかの人たちの経験から学んで、自分の経験をシェアする機会。それからインスピレーションをもらう。これは孤独な道のように思えることもある。こういう考え方について深く話せる相手はほとんどいないと思っている人は多い。

Q. 新たに来る人たちはグループのことをどうやって知るのか?

A. いくつかのウェブサイトで告知をした。口コミで知る人もいる。

Q. 集合時刻や場所などについてメンバーにどう連絡しているか?

A. ときどき問い合わせをしてくる人がいるが、そういう人のアドレスをメールの配信リストに登録している。水曜日に集まっているが、その前日の火曜日に案内をメールしている。

案内が退屈になるのを防ぐために、ラマナ・マハルシ、ニサルガダッタ、ジャン・クライン、詩人などの言葉をメールのはじめに引用している。(中略) 約50人に配信している。何年も配信先に入っていて一度も来ていない人たちもいる。

Q. 初めて来る参加者のスクリーニングはしているか?

A. していない。

Q. モデレーターはいるか? モデレーターの役割は?

A. いない。誰かが質問をしたり話題をふったりしたときに、別の方向にそれてしまった場合は、たいてい誰かが元のテーマに戻ろうと言う。いつもそうだとはかぎらないが(笑)

Q. 典型的な進め方は?

A. いつも来る人のいずれかが、ときどき案内メールを印刷してきて、そこにある引用について皆で話しはじめる。もしくは、誰かが質問をしたり話題を提供したりして、そこからはじめる。典型的なスタイルはないが、同じテーマがいつも出てくる。

Q. 沈黙の時間を作ったり、瞑想したりしているか?

A. していない。黙る時間が少し続くこともあるが、わざとではない。公共の空間で集まっていて、通行人が通り過ぎたりもするから、グループ瞑想に最適な環境とは言えない。でもやってみてもいい。つぎの回で提案してみる。前に一度提案したが、却下された。

Q. 中心的な価値は?

A. 自分の見方しかわからないが。他者に対する優しさと思いやり。愛。聞くこと。真実を見ること、真実から話すことに対する真面目さ。

Q. グループのルールは?

A. 毎週送るメールにガイドラインの一覧を入れている。先週の案内を下にコピーしておく。

Q. ミッションステートメントは?

A. 無いと言っていい。つぎに集まるときに今回のこの質問を読んでみようと思う。いくつか学ぶこともあるかもしれない。ミッションステートメントがあるのに、僕に言っていないだけかもしれない。

Q. リーダー、ファシリテーター、先生 (ティーチャー) といった言葉をどのくらい自由にあるいは厳密に使っているか?

A. グループ内のメンバーについて? グループにはリーダーもファシリテーターもいない。皆を先生であり生徒だとして僕は見ている。

Q. 集まりのもっとも重要な点は? どこに本質的な意味があるか?

A. 僕にとってこのミーティングは、今にいること、意識・気づきとして存在すること、自分は誰なのかを探究すること、自分自身を見ること、どこにいてもいつでも自分自身を思い出すこと、そういうことに気づかせてくれるものだ。努力を通じていつか到達する境地としての「悟り」を開くためのやり方を学ぶためのものではない。ミーティングに大きな意味があるとしたら、それはストーリーや希望や恐れを通じた間接的な経験で満足するのではなくて、たった今起こっているありのままの現実としっかりかかわることを思い出させてくれるときだ。

Q. トピックから外れたり、観念的になりすぎたり、憶測の話になってしまったりしたときにはどうするか? 焦点をどう合わせるか? 何が焦点か?

A. よくそういうことはあるが、そうなったら誰かがそれに気づいて指摘する必要がある。そうする人がいないと、頭の中のとりとめのない観念をたっぷり聞くことになる。モデレーターがいればそうなることは減るのかもしれないが、これまでのところはそうはなっていない。

でも、とりとめのない話も悪いことばかりではない。笑いで大いに楽になることもある。それに、最初は関係のない観念的な話だと思っていたら、結果的に相当パワフルですばらしい話になることもある。

Q. 現在の一番の課題は? 過去にはあったか?

A. お互いの話を聞くこと。正直であること。オープンでいること。他人の言葉の真似をせずに、自分の経験から話すこと。

Q. グループはどう変わってきたか? 非二元について以前よりも知られるようになり、表現する人も多くなっているなかで、グループ内の対話や交流の質に変化はあったか?

A. 変わったこともあるが、それを正確に言えるかどうかはわからない。ここにいるという感覚、今にいるという感覚、真実に専念している感覚は増している。ほかのメンバーにも聞いたほうがいいかもしれない。僕よりうまく答えられるかも。

グループを始めることを考えている人には、「悟り」を開いている必要も、非二元の「専門家」であったり、あるいは「半専門家」であったりする必要もないとだけ伝えたい。まったくの初心者でも実際問題ない。ミーティングで何をするか計画する必要もない (計画とかそういうことが好きならそれもいいが)。 ふたり以上で集まって、話す。それだけでいい。

先週送った案内メールを見本としてコピーしておく。

(訳注: 引用文は省略)

つぎの集まりは、2月2日(水)の午後7時から、Lake Forest Park Town Centerにて。モールの1階のライブラリーあるいはRite Aidの近くのテーブルに集合。

決まった形式はないし、リーダーはいない。来る人が話したいことを話す。

クリシュナムルティ財団の「対話の性質についてのいくつかの提案」を紹介しておきたい。
・対話は、自分が知っていることを進んで脇においておく気持ちからはじまる。
・対話の中心は、観念や意見についてではなく、今あるものについて。
・話すことで参加してもいいし、沈黙しながら認識をシェアしてもいい。
・対話とは、愛情とお互いに対する敬意の中で話が展開するのにまかせること。
・反応が生じたら、それを抑圧したり守ろうとしたりせずに、マインドやグループの中で保留にして、いつでも観察できるように、問えるようにしておく。
・対話とは、開かれていく人間関係の中にともにありながら、ともに見ること。

オーロヴィル非二元ミートアップ Anamikaとの書面インタビュー

Q. グループをどう始めたか? なぜ? 誰が? どこでいつ?

A. ミートアップグループを始めようという考えは、あなた (ジェリー・カッツさん!) の影響。あなたはそのことを話していたし、メールマガジンでも何度か書いていたし、自分でもはじめたらいいと直接言われたこともある。Meetupというものがあると知ってから1年ほどたったときに機が熟して、はじめてみようとはっきり思った。それで始めた。2013年の7月3日に。まだ1年たっていない。

Q. グループを紹介するために書かれたものはあるか?

A. 私たちのミートアップグループのホームページには下のように書いてある。これはほかのサイトやミートアップグループで見つけたものをまとめたもの。明らかにしておくのが重要だと思えたこと、共鳴したことは全部。

非二元とは、分離がないこと、根本的で本来的な一体性についての哲学的、霊的、科学的、といっても主に経験的な理解のこと。経験を超えた私たちの本質を探究し続けるためのツールでもある。私たちはこの旅、気づきの性質やすべてが生じて消えていく〈生〉本質の調査に情熱的に取り組んでいる。グループの目的は自己発見に惹かれている人たちが一緒に集まって、同じ旅路にある人たちとコンタクトしやすくすること。たまたまこの地域に寄った人も歓迎。つぎに来たときに、似た趣向をもった人たちとつながりやすくなるはず。ようこそ!

Q. ミーティングはどう進むか?

A. 新しい人がいたら、その人たちを歓迎することから始める。いなければ挨拶をしてからちょっとしゃべって、はじめる感じになったらはじめる。トピックを決めてミーティングを進めている。参加者が質問したことがテーマになることもあるし、今説明が必要だと感じることがあれば、それがトピックになる。たいてい自然に決まる。トピックに関する説明を誰かがしたり、コアメンバーの誰かがエクササイズをリードすることもある。非二元の先生たちのYoutube動画や関連する映画のシーンを見ることも多い。そうやって、ひとつのトピックをめぐって異なる情報源、角度からのインプットをして、多次元的な視点が提供される。

沈黙は私たちのグループの一部。ひとりでに起こる。中心からトーキングスティックをとって、話すかわりにスティックを持ちながら黙っていたり。ミーティングの雰囲気が変わる。トーキングスティックを使えば、最後にひとりひとりがフィードバックをしたり提案をしたりコメントしたりできる。

Q. 時間的にはどのくらい?

A. 1時間のミーティング。15分から30分の休憩。そして1時間のミーティング。はじめは3時間だったが、長すぎると感じるようになった。

Q. コアグループはあるか?

A. オーガナイザー2人の他に毎回来ている8人のコアグループがあって、同じ価値観を共有している。毎回来る人が10人いて、ときどき来る人たちが10人くらいいる。

Q. グループの目的は?

A. オーガナイザー2人の精神的健康のため、この贈り物、この真実をシェアできるようにとはじめた。シェアする喜び、批判されずにありのままでいられるこの場所に来られる喜びのため。それが溶解が起こるのを可能にし、分離の本質を見抜かれやすくする。

Q. 新たに来る人たちはどうやってグループのことを知るか?

A. ミートアップグループのウェブサイトと口コミ。

Q. 集まる時間や場所をどうやって連絡しているか。

A. Meetupのツール。

Q. 新しく来たい人たちのスクリーニングは?

A. している。Meetupをつかったインチキ行為が横行していることは経験してわかった。異性との出会いやセックスを目的にしていたり、西洋社会や文化と触れ合いたいだけの人も多い (訳注: オーロヴィルはインドにある) 。非二元どころかスピリチュアルにもまったく関心がなかったりする。求めるのは、非二元というテーマに本当に関心があるということだけ。

Q. モデレーターはいるか? 役割は?

A. 2人いる。テーマから外れないようにすることだけが役割。

Q. 中心的な価値は?

A. 夢を夢として見ることができる空間を提供すること。誤った思い込みを解き、非二元に焦点を合わせ続ける。

Q. 規則は?

A. メンバーとして受け入れられたあとは規則はない。

Q. リーダー、ファシリテーター、先生 (ティーチャー) といった言葉をどのくらい自由にあるいは厳密に使っているか?

A. そういう言葉はできるだけ使わないようにしている。階層や距離や差異があるという観念を避けるため。

Q. ミーティングのもっとも重要な側面は? 本質的な意味は?

A. 自分が本当は誰であるかを認識すること。テーマについて話すこと、動画を見ること、誤解を解くこと、それから、分離はないということが現実としてすでに浸透している環境の中でともにいることを通して。それは未来のいつかに手にすべきものではなく、すでにあるという認識に何度も何度も立ち戻ること。

Q. トピックから外れたり、観念的になりすぎたり、憶測の話になってしまったりしたときにはどうするか? 焦点をどう合わせるか? 何が焦点か?

A. 質問に対して答えるやりかたによって、焦点をはずさないようにしている。質問のストーリーに巻き込まれて連れて行かれないように。そうすれば自然にテーマに集中できる。

Q. 現在の最大の課題は? 過去に課題だったのは?

A. ミートアップグループが参加者にとって習慣や趣味になってしまうこと。火を絶やさず、想定外の要素をつねに持ち込み、型にはまらないようにする必要がある。驚きと謎がいつもあるように。

Q. 集まる場所について。

A. いろいろな場所を試した結果、いくつかの場所がグループのためにいいことがわかった。誰かの家よりも、ニュートラルな場所のほうが集中できる。十分静かで、騒音とか人波とか過剰な活動が周囲にない場所のほうが、集中しやすく、信頼や自信やオープンさがうまれやすくなる。

Q. メンバーはどの程度恩恵を受けているか?

A. 明晰さ、軽やかさ、率直さが増しているメンバーが何人かいる。間違った観念や邪魔している観念を解くことで、空間ができる。気楽さや軽やかさが増したように見える人は多い。コアメンバーのほとんどはオーロヴィルに住んでいて、別の場所、別の活動でもよく会っているが、素敵な笑顔やオープンなハートに出会うのはすばらしい。

Q. 他に何か?

A. 非二元のミートアップグループが続くには、一人かできれば二人のコアメンバーもしくはオーガナイザーがいて、その人たちが話の焦点をテーマに戻し続けることが大切。その本質的な明晰さがベースになければ、グループの維持は難しいし、ほかの方向に向かってしまう。といっても、それも違うかもしれないし、グループが消えてしまうということも完璧なのかもしれない。

それから、ジェリーがこのツールを用意してくれたことはすばらしい。伝統的な先生vs生徒という形式と違ったミーティングが他のところでもはじまる可能性が増える。伝統的な形式では、わかった人とわかっていない気の毒な馬鹿者のあいだの隔たりが自動的に生まれてしまう。

== 前半は以上 ==

後半へ続く。

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非二元対話グループのはじめかた (1)」への3件のフィードバック

  1. こんにちは
    非常に非常に興味深く読んでいます

    ヒロさんの嫌いな?袈裟組(笑)では、
    聞法といって、開祖や先哲の話を聞いたり、仲間と話をすることでいわゆる真理の理解を深める部と、
    五戒を守るとか八正道を実践するとか
    (→嘘つかない酒飲まない瞑想するとかそういうテクですね)、
    その二本立てでがんばって悟ろうとするわけですが、

    二元論の方たちは、聞法の部やヒロさんのこのものすごい情報量の素晴らしいサイトのような情報の発信などは、どんどんされるのに、それには嫌悪感がないのに、
    実技の部は、イヤというか、無意味というかそもできないというスタンスなんだから厳しい世界だなあと(批判ではないつもりでいます)感じています。

    スピリチュアル・ポルノでしたっけ、わかっちゃった人達で読んだ表現ですが、
    中学生の童貞はどうがんばったって
    「女なんて(性欲なんて)むなしいもんよ」とうそぶくのがむなしいわけで、
    オ○ニーしまくってしまくって彼女出来たらやりまくってやりまくってやりまくって、結婚してもやりまくってやりまくって、結婚できなかったら引き続きオ○ニーしまくってしまくって、小金ができたら○俗行きまくって行きまくってetc…

    それであらかた本当にもうもうつくづく
    いいわ、と思えて、「女なんて〜」がほんとに言える人と、やっぱり死ぬまで言えない人がいるんじゃないかと考えました。

    僕は、いつか本物の女なんてが言えるようにスピリチュアルS○X笑を続けております。

    ほんとに批判する気はないです、
    二元論の世界が、知れば知るほど僕には絶対不可能な険しい道と思うので、僕にはそのまま採用は無理なんですが、でも、何か素晴らしいものがあることは直観的に思うので、参考にしています。

    蛇足:ほぼ二元論と同じようなこと言ってるように僕には感じられる禅宗が、バリバリ瞑想しかしないくらい瞑想するんですから、瞑想やっちゃってみたらどうでしょう?
    やっぱし作為臭がして嫌ですか?
    すみません、蛇足でした。

  2. 二元論二元論書いてましたが、
    非二元論でした。。

    慎んで訂正させてください。

  3. ヒロさんこんばんは。

    衝動や熱意や興奮をより高める出会いなのか、それともそれらを打ち消す出会いなのか、そういう部分で
    誰それ云々というよりも出会い方に依るのかなあと思いました。

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