5つの情報源 ハーディング (5)

 
ブログ Raptitude のダグラス・ハーディング紹介記事を訳すシリーズの続き。予告していた記事の前にもうひとつあったのを失念していた。短い記事だし、英語の情報源が多いが、ともかく訳してみた。

Five Useful Headless Resources

== 以下、訳 ==

頭がないことについての5つの情報源

うん、僕が思っていた以上にダグラス・ハーディングの「頭がない方法」に興味がある人が多いってことがわかった。ずいぶん長いコメントがかなりあったし、普段よりもメールの数も相当多かった。頭がないことに共感を感じた読者はどうやらだいぶ多いみたいだし、質問もたくさんあるようだ。

と言っても、ここですべてを説明するわけにはいかない。その理由は三つ。まず、ひとつのテーマについてだけずっと書こうとは思わない。興味がない人もいるってことがわかるから。ふたつめは、頭がないことについてダグラス・ハーディングよりもうまく表現するのは僕には無理だし、彼が既にやっているから。三つめは、これが自己探究のための手法だから。つまり、探究も実験もそのほとんどは読者が自分でやってみたときにはじめて最大限に生かされるってこと。

というわけで、頭がないことについての素晴らしい情報源を5つ紹介したい。すべてPCの前に座ったままで手に入る情報だ。

1) headless.org

ほとんどの人はもう見たことがあるはず。頭がないコミュニティのネット上の中心地。ハーディングの親友でショロンド・トラスト (頭のない方法を広めるためにつくられた慈善団体) の世話人のリチャード・ラングが運営している。www.headless.org には、動画、インタビュー、記事、体験談など、頭がないことについての大量の情報がある。

実験のページ (たぶんもう見ているとは思うけれど) は頭のないことを理解する鍵だ。それぞれの実験が、頭のないことのいろいろな側面を示している。全部でだいたい10ちょっとの実験がある。「自分の本質を見る」は特に秀逸だ。

と言っても、実際に実験をしてみなきゃ意味はないけれど。

2) 書籍 On Having No Head (頭がないことについて)

頭がないということには面白さを感じるんだけど、もうちょっと説明があったらいいのにという人には、ハーディングの著書 On Having No Head (邦訳『心眼を得る』絶版) が何と言っても一番の情報源。ハーディングの書きっぷりは鮮やかで魅力的で愉快だ。この本は、最初に見ること、それからその意味を理解すること、そして頭のないことを生活と統合するところまでカバーしている。よくある「それがどうした?」という反応 (彼自身もそう反応した) 、頭のないことを実践で応用する方法、自我の形成と解消についても触れている。本当にすごく愉快な本で、このブログで僕が書いている記事よりもずっとみごとに頭のないことについて説明している。

Amazonで10ドルほどで買えるし、ちょっと内容を見ることだってできる。ショロンド・トラストの活動を支援したい人は、www.headless.org の書籍コーナーから購入してもいい。どっちから買っても僕が紹介料をもらうなんてことはない。この本は、これまでに読んだどの本よりも僕の生活の質に大きな影響を与えてきた。

3) 頭のないことについての人々の手記

Headless.orgのこのコーナーが僕は大好きだ。一般の人たちが経験した頭のないことについてのコメントやエピソードがいろいろと紹介されている。僕自身が経験したことを、見る「はず」のことと照らし合わせるのにすごく役立った。僕がしたのと似たような経験、それからこのブログ (Raptitude) でいろんな人たちがコメント欄に書いてくれたような経験と似た経験をした人たちがいっぱいいるのがわかった。

手記がすごく役立つのは、頭がないことについてそれぞれの人がいろんな言葉で多様なスタイルで表現しているからだ。おかげで、いろんな角度から考えてみることができる。

このコーナーは数十のカテゴリーに分類されている。鏡にまつわる経験、初めての経験、頭がないことに気づいたことで聖典がどう理解できるようになったか、といったカテゴリーだ。

「First Seeing (初めて見たときのこと) 」のカテゴリーがおすすめだ。たくさんの人たちが、最初はかなりがっかりしたけれど、そのままというわけじゃなかったと書いている。

4) キャサリン・ハーディングのポッドキャスト

これはダグラス・ハーディングの奥さんのキャサリンの話を収録したポッドキャストで、3つに分かれている。それぞれ30分ほどだ。このポッドキャストは、キャサリンがオーストラリア人のインタビュアーをガイドして実験を実際にやってみるというのがその大部分を占めているんだけど、最初の10分は頭がないことのすごくいい紹介になっていて、ダグラスがどうやっていろいろな発見をしたかという話をしている。10分しか時間がない人は、その部分だけでも聞いてみてほしい。

これが最初のパート (Urban Guru Cafe)

キャサリンは話しが上手だし感じもいい。このポッドキャストを見つけてくれたジェレミー・ラムゼイに感謝。

5) Reflections (見ることについての無料コース)

リチャード・ラングは素晴らしいニューズレターを発行している。これは説明がまず最初に続いて、そのあとに頭のないことについての短い考察 (大半はハーディングが書いたものから見事な抜粋) が続くというスタイルの連続ものだ。各記事はリチャードの挨拶ではじまるんだけど、その中で、どこから手をつけたらいいのか、そのあとどうしたらいいかが解説されている。

彼は頭がないことについてのニュースもときどき送ってくれる。ワークショップの予定とか、ダグラス・ハーディング関係の出版物の情報といったこと。いちばん最近送られたものの中に「ダグラス・ハーディングについての素晴らしい記事」というリンクがあったんだけど、クリックしてみたら僕が書いた記事だったから驚いた。

***

頭がないことについての記事は来週までにもうひとつ書く予定だけど、そのあとは通常モードに戻る。と言っても、これはけっこういろんなことに関係してくる話題だから、将来もまたこのブログで頭がないことについての記事を書くことになるとは思う。

探究を楽しもう。

== 訳は以上 ==

言うまでもないけれど、日本語の情報源としては高木悠鼓さんのサイト、それに高木さんが訳された2冊の著作がなんといっても一番だ。ウェブサイトはあまりにも充実していて驚いてしまうが、やはり実験のページがいちばんだと思う。

The Headless Way―頭がない方法

上の記事で紹介されている On Having No Head の邦訳『心眼を得る』は残念なことに絶版になっていて、中古にはけっこうな値段がついている。いつか誰かが出版してくれることを願うしかない。

次は、Who You Really Are という記事を訳す予定。でもけっこう長いから、ちょっと間があくとは思う。

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