2013年に味わったおいしいコーヒー

 
いよいよ今年も終わりに近づいている。ジョーンの最新のエッセイの訳はどうしたとか、ハーディングの紹介記事の訳をすると言ってたじゃないかというつっこみは聞こえないふりをして、今年飲んだコーヒーのなかで印象に残ったものについて書きたい。

◎ 丸美珈琲 パナマ ロスラホネス農園 ナチュラル

これはうまかった。店の構えがこぎれいな感じで、それほど味には期待していなかったのだが、店員のおにいさんのおすすめに素直に従って飲んだこれは、じつに鮮やかで華やかな酸味とコクとしつこくないのにしっかりした甘みがみごとに調和していて、感動の味だった。「この豆はお土産に買ってかえろう」と思ったのだが、豆の値段を見て「まあ旅先の思い出というのも悪くないか」と腰砕けになった。でもやっぱり買っておけばよかった。

◎ さかい珈琲 パナマ エスメラルダ農園 ゲイシャ

秋に発売されたもの。まさに好みの味。フルーツジュースのような感じで、マウスフィールも最高。クリーンなのにふくよか。「これだ、これ」というほかない香り。指定日の焙煎で、その直後に飲めるというのもいい。安くはないが、価値は十分以上にある。(今まさに飲んでいるところ)

◎ 増田珈琲館 パナマ コトワ ダンカン農園 LCFリザーブ

何度も買ってしまった。「コクがあるのにキレがある」という宣伝があったが、そんな感じ。酸味と甘みのバランスがよかった。焙煎のタイミングと合えば、香りも自分好みのナッツ系がかなり鮮烈でいい (逆に言えば、焙煎のタイミングと合わなかったのではと感じたときもじつはあった) 。

◎ さかい珈琲 コスタリカ ベジャビスタ農園 ドンパブロ

これも何度も買った豆。上の三つと違って、ニヤニヤしてしまうほど最高というわけではないのだが、安心して飲めるうまさ。浅煎りの方が好み。フルーツ系の明るい酸味を楽しみながらスルスル飲みたいなあという気分の日が多かった今年にはベストマッチだった。

ほかにも、増田珈琲館のKブレンドやグアテマラ サンタカタリーナ農園とか、さかい珈琲のエチオピア イルガチェフG-1 シェフォとか、おいしいコーヒーはいくつかあった。

と書くと、さかい珈琲と増田珈琲館でしか買っていないみたいに聞こえるが、そうではない。かなりいろいろな店で買った。スペシャルティコーヒーの有名どころも含めて。それから限定云々とかオークションロットの希少品も (どれも高かった) 。どの店もほぼ一回で終わった。今の自分の舌には、さかい珈琲と増田珈琲館が合っているようだ。

あと印象に残ったのは、COEの豆を何度かいろいろ買ったのだが、どれも「まあうまいかな」レベルですごく良くはなかったこと。価格からすれば納得いかないものばかりで (なにしろ100gで2,000円以上したりする) 、単に自分の好みが時代の好みに合っていないだけなのかもしれないが、なんとなくCOEものを敬遠したくなるほどだった。

ということで、最後にコーヒーの神様と、農園から販売までのすべての人たちに感謝。ごちそうさまでした。

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