マサチューセッツの自分を変えない教室

 
約一ヶ月ぶりにジュンク堂に行った。病み上がりで多少フラフラしていたが、書店に行くと少しは元気になる。

精神世界本のコーナーを眺めていると『スタンフォードの人生観が変わる特別講義』という背表紙が目に入った。

「あれ、この本はビジネス書コーナーに積んであるけど、なぜここにも?」と思って手に取ると、表紙にはなぜかクリシュナムルティの顔がある。

よく見ると、この本は『スタンフォードの自分を変える教室』ではなく、色は青っぽくてタイトルのフォントも似ているが、実はクリシュナムルティがスタンフォードで特別講義をした時の記録なのだった。

クリシュナムルティをネタによくこんなことをするなあと思って、笑ってしまった。

それで思い出したのが、自分も同じようなパロディを最近考えていたということだ。それは『マサチューセッツの自分を変えない教室』という、どうにもならないタイトルの本の計画で、Radically Condensed Instructions for Being Just as You Areという本の翻訳だ。

原題は「そのままの自分でいるための超濃縮版指示書」というもので、「自分を変える」に対する強烈で面白いアンチテーゼになっている。著者がマサチューセッツ在住だからマサチューセッツとつけてみようと思っただけで、MITの先生というわけではない。

それで面白いのは、ちょっと前に、ある出版社の方から翻訳してみたい本について聞かれたことだ。僕はまっさきにこの本を挙げたのだが、本当に実現することはあるのだろうか?

もし実現したとしても、『マサチューセッツの自分を変えない教室』が幻のタイトルになるのは間違いない。ちょっと惜しいけど。

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マサチューセッツの自分を変えない教室」への3件のフィードバック

  1. ぜひそのタイトルで行きましょう!!

    と、出版社の方が言ってくださって、出版が決まるといいですね。

  2. タイトルにとても惹かれるものがあって読んでみたのですが、私の英語力では細かいニュアンスがよくわからないところがあったので、ぜひヒロさんの翻訳で読んでみたいです。

  3. なかのさん、どうもありがとうございます。

    独特のユーモアや口語的な表現がけっこう多いので、確かにちょっとわからないところもありますね。天才肌の人たちに特有のぶっとび方も感じます。僕も著者に直接聞いてみないとわからない点がいくつもあります。

    でも、ほかの本にはない軽妙さのなかに、これまたほかの本では見たことのない鋭い言葉が散りばめられていて (あさっての方から飛んでくる感じ) 、とても魅力的な本だと思います。ぜひ日本の読者のひとたちにも楽しんでもらいたい本です。

    coco壱さん、コメントありがとうございます。

    さすがにこのタイトルはやりすぎです。流行りの題名の本は短命になりがちですが、この本は長く読まれることになる予感があるので、正統派のタイトルでいくべきだろうとは思います。

    いずれにしても、翻訳されて出版されることを願っています。

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