依存症について (1) ジョーン・トリフソン

 
ジョーン・トリフソンがサイトで公開している文章で翻訳紹介の許可をもらっているもののうち、まだ翻訳していないものが二つある。Addiction (依存症) とThe Simplicity of What Is (在るもののシンプルさ) だ。

まずAddictionの方を何回かに分けて翻訳したい。一回目はいろいろな人の言葉の引用だ。

Addiction (Joan Tollifson)

== 以下、翻訳 ==

依存症について

気づきを保ちつづけるとき、それに気づくかどうかには関係なく、癒しが起こっている。閉ざされていた扉が、開き始める。扉が開くと、現在が絶対であり、そしてある意味では宇宙全体がたった今、毎秒始まるのだということが分かる。いのちの癒しは、その自然な気づきの瞬間にある。心が単純な状態にあるとき、癒しは常にまさにここにあるのだ。
シャーロット・ジョーコー・ベック

宇宙は活動で満ちている。だが、そこに行為者はいない。
ニサルガダッタ・マハラジ

出来事は起こり、行為はなされる。だが、そこに個々の行為者はいない。
仏陀

選択は、必ず意識を伴う。高度な意識をだ。高度な意識がなければ、人は選択することができない。選択は、人がマインドとその条件付けられたパターンとの同一化を止めた瞬間、人が今ここにいるようになった瞬間に、始まる。そこに至らない限り、人は無意識でいるということだ。スピリチュアルな意味でだが。無意識でいるということは、マインドの条件付けに従って、決まったやり方で考え、感じ、行動することを意味する。今ここにいるということが鍵だ。〈今〉が鍵なのだ。
エックハルト・トール

神にあなた自身を明け渡しなさい。
AAのビッグブック


悟りとは、まず第一に、普通言われているような意味での自己というものは存在していないということが分かる、ということだ。そして、普遍的な意味で自分というのは本当は何なのかという経験は、その概念を手放す過程において起こる。その時、悟りが生じる。それが、コントロールしているのは自分ではないのだ、ということを認識する時だ。そしてそのことによって、人はとてもうまくコントールできるようになるのだ。
ヴァーノン・キタブ・ターナー

スピリチュアルな覚醒において常に逆説的で不思議なことは、力が戻ってくるということである。だが、この力には全く異なる感覚がある。この力は非個人的なものだ。自己という束縛がない中で、大海の力が何の抵抗もなく展開するのだ。いろいろな波としての私たちの行動は、快いハーモニーと共に流れていく。個人的なコントロールがあるという可能性の一切を完全に超越しながら。
ウェイン・リカーマン (『無力さという道』より)


あなたが呼吸をしているのだろうか? それとも、あなたが呼吸されているのだろうか? 答える必要はない。本質的には違いはないのだから。
スティーブ・ヘイゲン

明け渡しがどのように起こるかということを私たちは実は知らない。どのように起こるのかを知りたがるのは、それを起こしたいからだ。だが、明け渡しは実際自分のする仕事ではないということが徐々に分かってくる。どちらかと言えば、私たちの仕事は、ものごとを全くそのままにしておくことを習得することなのだ。
ジョン・バーニー

努力は、両立しない欲求の間に矛盾があるということを示している。そうした欲求は、ありのままに観られるべきだ。その時初めて、欲求は消える。
ニサルガダッタ・マハラジ

私たちは、つねに善でありたいと望み、あらゆる悪を取り除きたいと考えます。でも、そのように望むのは、善が善でない要素で作られているということを私たちが忘れているからです。善だけであることはできません。悪を取り除くことを期待することはできません。それは、悪のおかげで善があり、またその逆も言えるからです。
ティク・ナット・ハン

無限なるものは、どこか別のところにあって私たちが価値あるものになるのを待っているわけではない。
トニー・パーソンズ

私たちの文化は、癒しというのは痛みがないことであるという考えで動いている。だが、私は、癒しというのは痛みや苦しみがなくなることを意味しているのではないと理解するに至った。癒しとは、自分の痛みや苦しみと違った関係を持ちながら生きることを覚えることであり、そうしたとき、痛みや苦しみが私たちをコントロールすることはない。自分の傷を癒すことができる唯一の方法、目覚めることができる唯一の方法とは、注意深い気づきの中で現在の瞬間に生きることだ。息を吸って、息を吐きながら。
クロード・アンシン・トーマス


目覚めよ、自由になれ、自分自身であれ。あなたは世界の歓びなのだ。闇を照らす光なのだ。あなたは宇宙への祝福だ。つねに自分を愛せ。あなたが自らを愛する時、あなたは神を愛している。過去のことは忘れよ。決して過去に浸ってはいけない。そして、忘れるな。あなたは完全な自由だということを。いままさにこの瞬間に。
ロバート・アダムス

宇宙はその内容によって束縛されてはいない。というのは、宇宙の可能性は無限だからだ。その上、宇宙は、根本的に且つ完全に自由な原理の顕現あるいは表現なのだ。
ニサルガダッタ・マハラジ

== 翻訳は以上 ==

その2からはジョーンによる文章になる。

その2はこちら

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