トニー・パーソンズ アムステルダムのミーティング

 
トニー・パーソンズのアイルランドでのリトリート(レジデンシャル)に参加してから約二ヶ月、今回はオランダでの週末ミーティングに出てみました。

アムステルダムの工事中の教会が会場で、百数十人の参加者が集まっていました。

昨冬のミュンヘンのミーティングが初めてのトニー体験で、今度で三回目です。

彼のメッセージは一貫して全然ぶれないので、何度聞いても同じことしか言っていません。

典型的には、「どうしたらあなたが至ったような理解に私も至ることができるでしょうか?」という質問があれば、「それは見かけ上の『私』が至ることではない。そもそも『私』は存在していない。それに、いつかその瞬間が来るというような未来というものも存在しない。」といった調子です。

今回初めて気がついたのは、トニーが言っているその通りそのままのことを本当に言わんとしているのだ、ということです。

別にショック療法的に驚かそうとしているわけでも、差別化しようとして過激な表現を選択しているわけでも、人が求めていることを言っているわけでもなく、ただそれはそのように表現されているということです。

トニーは、彼のメッセージは教えではない、描写だ、と言います。

「どうしたら伝わるかな」と工夫して伝えないといけないような教えでは全くなく、単純にものごとをありのままに描写しているだけということでしょう。

いわゆる本当のリアリティを説明するために、多くの人は海と波、またはスクリーンと映像と光のたとえを使ったりします。トニーはそれをほとんどしません。

幻想としての個人が更なる幻想をつくってそれに寄りかかるのを全く許さないという感じです。

明晰さ、理解、気づきというようなことはストーリーの中でしか存在しえず、ストーリー上のことである以上はそれは解放とは一切関係ないのだ、とトニーは辛抱づよく繰り返します。

そんな話を聞きながら、自分にこの一年の間に起こっているように見える事柄を振り返り、トニーが言うところの探求の無益さに改めて思いをはせていました。

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トニー・パーソンズ アムステルダムのミーティング」への2件のフィードバック

  1. はじめまして!
    偶然、このBlogに辿り着き、愛読させていただいている者です。

    トニー・パーソンズさんの言葉、とても好きです。
    これまで読んできた、関連の文の中では、一番心に響くものだったかもしれません。

    わたしは英語があまり読めないので、
    こういう風に翻訳を載せていただけるのは、とても嬉しいです!

    有難うございます!

    彼の日本語翻訳された本は出版されていないですよね。。。
    (検索してみましたが、それらしいものが見つかりませんでした。(涙))

    リトリートなどにも、とても興味があります!
    (英語はできませんが、空気を肌で感じてみたい。(笑))

    日本から、彼のリトリートに参加するには、
    どれくらい費用がかかるものなのでしょうか?

    もし、差し支えなければお教えいただければ嬉しいです。

  2. Akiさん、コメントありがとうございます。

    トニーの本は日本語には翻訳されていません。いろいろな言語に翻訳されているので、そのうち日本でもやってくれるところがあるといいのですが。ただし、ラマナだろうが、ニサルガダッタだろうが、イエス・キリストだろうが、誰に対してもトニーは容赦無いので、そういう過激なメッセージを受け入れる素地というものは問われるように感じます。

    リトリートそのものは、たとえば今年のイギリスのものは宿泊費込で4泊5日で65,000円程度です(現在のレートで)。それに、航空券と現地での交通費がかかります。

    ただ、雰囲気を感じるという意味では、Youtubeに最近のレジデンシャルの動画が沢山アップされていて、それを見るのもいいかもしれません。トニー自身、動画や録音であっても、メッセージは伝わると説明していました。

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