雲黒斎『あの世に聞いた、この世の仕組み』を読んで

 
覚醒した元会社員で現在講演活動をしているという雲黒斎さんの『あの世に聞いた、この世の仕組み』を読みました。

僕はこどもの頃から洋物好きで、中学の頃には洋楽しか聴かず、邦楽に夢中になっていた同級生を小馬鹿にしていたという人間なので、日本に覚醒した人がいると言っても、食わず嫌いであまり触れようという気が起こりません。(W先生はインド・チベットの香りがプンプンすることもあり、日本人というカテゴリーには入りません。笑)

が、雲黒斎さんのこの本は、Amazonの「おすすめ本」のコーナーに何度も出てくるので、図書館でついに借りてみました。

本の中盤までかなり冗長で、しかも願望実現の仕組みなど興味のない方面の話も続き、放り出そうとした頃、最後の方に覚醒話が出てきました。

この部分には、自我やマインドの性質、覚醒というものが非個人的なものであること、などアドヴァイタ系でおなじみの言葉が並んでいて、なるほどという感じです。

微妙にひっかかったのが、世の中の人がどんどん目覚めれば世界は平和になるという記述と、どんな行為も覚醒を生じさせることはないが、それでも楽になる人が増えるかもしれないから活動を続けるという意味の文章です。

目覚めていない「人」が沢山いるという状況について何を語るか、というのが一つのバロメーターになると感じているのですが、極めて控えめとはいえ、現状(と理解されていること)の否定の色合いがあるのかないう気がしました。

このあたりの敏感さは、トニー・パーソンズのレジデンシャルから戻って、まだその「後遺症」が取れていないため、過度に「二元性摘発アンテナ」が働いているからかもしれません。

ただし、阿部敏郎氏と違って、処方箋的な物言い(瞑想したほうがよい、テレビは控えめに、云々)は無く、また、自分のストーリーへの執着と感じられるような変な気持ち悪さも全然無く、非常に爽やかな印象を受けました。

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雲黒斎『あの世に聞いた、この世の仕組み』を読んで」への1件のフィードバック

  1. 私も偶然、阿部さんの本と降参のススメをこの3日で読みました。降参のススメは面白くて、すぐに読んでしまいました。
    普通っぽくて好感を持ちましたが、ブログを見て、瞑想の教室が高かったので、またか、とがっかりしました。
    引き寄せで、お金持ちになったのではなく、スピリチュアルでお金をとっているから、お金持ちになったのだと思ったからです。
    お金持ちになるには、スピリチュアルか、あやしいアフリエイトくらいなんでしょうか。
    私も、悟って至福を味わいたいですが、それは事実なのかわかりません。
    ひとつの夢を見せてくれるツールなんじゃないかとあきらめてきました。

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