青空と運河

 
オランダに来ています。

先週末、アムステルダムから列車で90分ほどの地方都市アイントホーフェンで、ルパート・スパイラのミーティングが開かれました。2時間のミーティングが金曜に1回、土曜と日曜にそれぞれ2回です。

ルパートのミーティングに昨年10月に初めて出てから、1月のロンドン、2月のカリフォルニア、4月のオックスフォードと続き、今回は5回目でした。

さすがに5回目になると、新しいことはあまりありません。聞いたことがあることが繰り返されるという感じです。昨年以前のミーティングの録音を普段聴いていることもあって、次に何を言うかが予想できるほどです。

そういう意味では、今回特に何を期待して参加したということは何もなく、行きの飛行機では退屈しながら、なぜこのように遠くまで足を運んでいるのだろうか、と徒労感に似たものを感じてさえいました。

ところが、二日目の午前だったと思いますが、ルパートが、「世界から<他者>がいなくなったとき、そこに残るのが無条件の愛です」という話をしているとき、その場に溢れているのが愛そのものとしか言いようのないものであることに気づきました。

そして、そのことに気づかないで「外界」の対象に何かを求めることがむしろ異常と言える状態であり、分離した自己という視点からはその特殊な状態が普通になっているんだなという感じがしました。(逆にいうと、その異常な状態そのものが、分離した自己であるということ)

そのとき、覚醒だとか悟りだとか言われるようなことは自分には実はどうでもよくて、無条件に愛されていることがはっきりと分かればOKなんだ、という感じに打たれました。

とは言っても、それから数時間も経てばいつもの思考のおしゃべりとの同一化が始まり、まあそんなものだろうと思いつつ、終わりがないストーリーの登場人物の一人になったような気分でアイントホーフェンを後にしました。

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青空と運河」への1件のフィードバック

  1. この記事を読み
    ほんとにそうだな。。と つくづく思いました。
    ヒロさん ありがとう。
    いまに書き残してくれて。

    黄色い本も ありがとう。

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