ルパート・スパイラのリトリート (2)

 
今回のリトリートは、朝にヨガ、それから朝食を挟んで午前の2時間のミーティング、昼食、17時から午後の2時間のミーティング、そして夕食という構成でした。

初日は夕食から始まり、その後ミーティングという流れで、リトリートセンターに到着して部屋に荷物を置いた後、夕食に向かいました。

基本はベジタリアンフードと聞いていたのですが、鶏肉の料理も置いてあり、その後も2日に1回くらいはノンベジの料理が出ていました。

並んで料理をとっていると、ルパートが現れ、彼と目が合ったときに「ハロー、ヒロ」と言われました。「ハロー」としか返せませんでしたが、彼の眼差しに接し、「来てよかった」と思いました。

夕食の後、最初のミーティングは、いつものようにメディテーションで始まりました。

ルパートがメディテーションと呼んでいるのは、彼の誘導により、経験の本質をマインドをつかって探究するというもので、15分から20分ほど続きます。これまでに僕が出た彼のミーティングのときのものよりも、沈黙の時間が長かったように思います。

その後で質疑応答に入ります。今回、すべてのミーティングはそのような構成でした。

初日のミーティングで語られたのは、こんなことです。

  • 本当に見るということはどういうことか。観念を離れたときに、見ることということはどのようなものであるか、それを探究することが必要。

  • 生まれること、死ぬことは実際には経験していない。個人としてそれを経験した人は誰もいない。他者の死さえも、それは自分の知覚が他者の肉体が機能を停止するということを見ているというだけであり、そこにあった命が失われた等、実際の知覚以上のことはすべてストーリーにすぎない。

  • さまざまな観念、概念があるが、そうしたものがひとつひとつ取り去られていくとき(実際には取り去るわけではなく、その正体を理解するとき)、いつかの時点で要石となっていた観念がその対象となる。そうすると、観念の全体が崩れ去る。要石となっているのは、ほとんどの場合は分離という幻想。

会場のLa Casa De Mariaは、サンタバーバラの海岸から数キロほど山の方にのぼった中腹に広がる広いリトリートセンターで、オレンジなどの果樹や、ストレチアなどの花がいたるところに植えられ、カリフォルニア版フィンドホーンという感じの平和な光にあふれた場所でした。

50周年を迎えたということで、決して設備は新しくはないですが、カリフォルニアの時に強すぎるようにも感じられる陽光の中でも、やわらかさ、優しさを感じさせる雰囲気に満ちていました。

初日は、そのようにして終わりました。

その3はこちら

広告