現実とは ルパート・スパイラ

 
非二元についてのルパート・スパイラによる概説を訳して紹介するシリーズ、今日はRealityです。

Reality

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現実

私たちの経験の現実とは何でしょうか? 何が現実であるかということを、どのように知ることができるでしょうか? 私たちは、夢は現実ではないということを知っています。なぜなら、夢に現れたものごとの実体は実際には夢のなかで見ていたのとは違った、ということを目が覚めたときに認識するからです。夢の中の虎の実体は物質ではありません。その実体はマインドです。

目が覚めている状態は物体で構成されているように見えますが、こうした物体を探究してみると、それらの実体もマインドでしかないことに気づきます。たとえば、目で見える世界は映像で構成されていて、その映像はマインドの中にのみ現れます。

見られるものの実体は見ることであり、見ることはそれ自体がマインドの性質です。すべての感覚をこのようにして調べてみると、知覚を超えては世界を経験していないことが分かります。

しかし、それでは、マインド、感覚、見ること、聞くことなどの現実とは何でしょうか? こうしたことは、意識なしでは存在することができません。意識は、すべての知覚の永遠の背景です。意識はすべての知覚を支えるものであり、もっと詳しく見てみると、意識がすべての知覚の実体でもあることが分かります。

従って、意識が、知覚されるものすべての現実です。意識、それは「私はいる」として私たちがよく知っている経験であり、すべての経験の背後、そしてすべての経験の内に存在するものです。意識は、それがなければどんな経験も不可能になる現実です。それは、経験の本質的な構成要素なのです。

意識は、経験のなかで、生じては消えていくということがなく、動くことも変化することもない部分です。それはまた、すべての経験のなかにある認識する本源です。

知られているものすべては、意識によって知られていますが、意識はそれ自体によってしか知られていません。

意識は、永遠で不変で自己を認識するものです。それは何にも依存せず、それゆえ、それ自体の現実ですが、すべての他のものは意識に依存しているため、意識はすべての他のものの究極の現実なのです。

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