変な風味づけ

 
先月ロンドンに行ったときに、Watkins Booksで一冊の本を買いました。European Masters – Blueprints for Awakening(ヨーロッパのマスター – 覚醒への青写真)という本です。

平積みになっていたので目に止まったのですが、「覚醒に青写真なんかないでしょ」とパスしようとしました。が、表紙にルパート・スパイラの顔写真を見つけ、彼のインタビューが掲載されていることが分かったので、ともかく買ってみました。

プレマナンダという、元OSHOサニヤシンで後にパパジ(プンジャジ)のところで覚醒したと言っている人がまとめた本で、14人のマスターたちのインタビューがまとめてあります。14人とは、こんな人たちです。

Christopher Titmuss (クリストファー・ティトマス)
Deva Premal (ディヴァ・プレマル)
Miten (ミーテン)
Dolano (ドラノ)
Mooji (ムージ)
Karl Renz (カール・レンツ)
Francis Lucille (フランシス・ルシール)
Michael Barnett (マイケル・バーネット)
Om C. Parkin (オーム・C・パーキン)
Padma (パドマ)
Torsten (トルステン)
Premananda (プレマナンダ)
Rrupert Spira (ルパート・スパイラ)
Tony Parsons (トニー・パーソンズ)

このインタビューの様子をまとめた90分のDVDも作られていて、そのトレーラーがこれです。

いわゆるアドヴァイタのシーンだけをウォッチしている自分には見慣れない顔も多いのですが、それだけでなく、かなり違和感があるトレーラーです。それは、インド風のパッケージングのせいかなと思います。

せっかくヨーロッパのマスターを集めているのに、質問はラマナ・マハルシの自己探究に関するものだったり、ラマナの映像がミックスされていたり、音楽もそれっぽいものだったりで、下手なインド風味ニューエイジビデオのようになってしまっています。

結局覚醒したとしても、センスや能力的なものは以前と同じプログラミングで展開し続けるのでしょうから、逆にこれが自分の好みの雰囲気で編集されていたとしても、それに対する好感は、自分の何かを投影しているだけの話なのだとは思います。

と言っても、これはないです。

ちなみに、SANDや非二元系のミーティングでは、ニューエイジ風ファッションをしていたり、インドの匂いを漂わせている人はほとんど見ることはありません。それはそれで何かの偏りを表しているような気もしますが、とりあえずこの気持ち悪い感じだけは勘弁してもらいたいところです。

インドが嫌いなわけでは全くないのですが、インド風なものに何か特別な意味があるかのような演出に、個人的には大きな違和感を感じるという意味です。反応しすぎな気もしますが・・・。

(追記 ラマナが嫌いということではなく、現代のヨーロッパのマスターを集めるという趣旨の本やビデオにラマナを混ぜるというところに、フレンチを右手でこねて食べるような気味悪さを感じ、何がなんでもインド風音楽を混ぜるところにも、寿司屋でマサラムービーの主題歌をかけるようなセンスのなさを感じるということです)

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