ルパート・スパイラとフランシス・ルシール

Science and Nonduality Conferenceの4日目が終わりました。

今日はルパート・スパイラ (Rupert Spira) の朝のメディテーションで1日が始まりました。起きた時点で開始20分前だったのでどうしようか迷ったのですが、急いで参加しました。参加して本当によかったです。

というのは、メディテーションといってもルパートの語りを静かに聴く会といったほうがいいような感じだったのですが、とても静かなスペースが、始まってすぐに自分の中に出現したからです。

そしてそれは、自分の存在の境界と考えていたものが実は違ったというような気づきと共に深く広がっていき、世界との親密さの感覚はしばらく続きました。

その後、朝食をとりながら、恩寵というのはある時にある場所にある人に注がれるというようなものではなく、永遠に遍在であり、これまでなかったことなどなかったのだという感覚に打たれ、自分自身が時間を超えた何かになったかのような気持ちになっていました。

ルパートの語った言葉による理解がこれを起こしたのか、言葉を超えたところで起こった何かの作用によるものなのか、それは分かりません。が、おそらく両方だったのでしょう。

そして午後にはフランシス・ルシール (Francis Lucille) の講演がありました。

講演といっても最初からQ&Aで始まったものだったのですが、聞いた瞬間は意外だった答えが数秒後にはああそうか!というものに変わる感覚は相当快感で、またユーモアに満ちた受け答えが相当面白く、楽しんでいるうちにすぐに終わってしまいました。

フランシス・ルシールは、ジャン・クライン (Jean Klein) というアドヴァイタの先生のもとで学んだ人で、フランス人ですが現在はカリフォルニア在住だそうです。アメリカやヨーロッパでサットサンやリトリートをしています。

そして、フランシス・ルシールは、ルパート・スパイラの師でもあります。

ルパート・スパイラは16歳から探求をはじめ、20年もシャンカラなどの伝統的なアドヴァイタを学んで瞑想などの実践も続けていたものの、ずっと何かが欠けているという感覚が続いていたそうです。それが、今から十数年前にフランシス・ルシールに出会うこととなり、その結果探求がついに終わったということです。

この師と弟子の両方の姿を間近に見て、教えが見事に受け継がれていること、しかもそれぞれが極めて個性的であることに、強い印象を受けた一日でした。

以下はこれまで3日間の記事です。
1日目 セックス、ドラッグ、アルコール、瞑想
2日目 明快さと優しさ/ 切断と溶解
3日目 アジャシャンティと投影

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