静岡への旅 覚え書き

家族で3月の最後の4日間、静岡県方面へ旅行に行きました。天気に恵まれ、とてもよいものでした。いくつか印象的な経験をしたので覚え書き的に書いておこうと思いました。

  • オルゴール

    浜名湖の舘山寺温泉にある浜名湖オルゴールミュージアムの実演コンサートで、すごいオルゴールの音色に出会いました。100年前の音が聴けるという古い外国のものも良かったのですが、国産メーカー(サンキョー)のオルフェウスというディスクオルゴールの曲が圧倒的に素晴らしかったです。共鳴の力なのか、耳で聴く以外の領域でやさしい何かが降り注いでくるような感覚で、別世界にいるような印象を持ちました。

    ミュージアムに行ったのは、巨大な自動オルガンとかオーケストリオン、そして珍しいオートマタが目的であって、オルゴールには注目していなかったのですが、フタをあけてみればオルゴールの素晴らしい音色に圧倒されました。315万円で販売もしているということでしたが、CDでは決して再現できなそうな音の世界が確かに存在するのだということが体感できて、お金にはかえられない経験でした。

  • 畑懐と生体エネルギー

    昨年野菜作りを始めてから、固定種のタネを中心にあつかっている畑懐や野口種苗で購入した種を使っているのですが、その畑懐のお店を訪ねました。浜松市です。ご主人と少しお話していると、畑懐の土を実体験してみませんかと言われ、畑懐の土で育てたルッコラと、一般的な有機培養土で育てたルッコラを食べ比べてみました。その味の違いは驚くべきもので、一般的な培養土の方はスーパーなどで売っているルッコラの味なのですが、畑懐の土のほうは辛さと甘さと旨みと爽やかさが喧嘩せずに広く深く重層的にハーモニーを作り出しているという印象でした。たった2cmほどの葉がこれほどの味を表現するのか!?と本当に驚く体験でした。

    その後、その土をつくる上での大きな要素となっている生体エネルギーの話をしばらく聞かせていただいて、生体エネルギー農法の本を読んでもいまいち理解できなかった部分が、少し分かったような気がしました。3月から借りている区民農園にはこちらで購入したオールベストCと底力という生体エネルギーを応用した肥料と資材をいれているので、今後どんな野菜ができるのかますます楽しみになりました。

    土と苗と種の店 畑懐(はふう)

  • 久能山東照宮

    徳川家康が亡くなったとき、遺言によって同日に遺体が埋葬されたという久能山東照宮にも足を運びました。日光の東照宮と比較すると規模は大きくないのですが、いちばん奥にある墓所(神廟)は圧倒的な存在感とエネルギーを発していました。風水的に西からの攻撃を守っているという説は本当にそうなんだなと感じさせるものがあり、神社というよりも要塞的な感覚でした。

  • 野草広場

    袋井市にある自然食品のお店で、野草社の石垣さんがオーナーということで一度訪ねてみたい場所でした。とても気持ちのよい空間で、自然食品やマクロビというと、排他的・独善的な感じがして僕自身は抵抗を覚えたりもするのですが、野草広場ではそんな感じは一切なく、おおらかでバランスのとれた感じにとても感動しました。

    品物が並んでいるエリアのとなりには、座ってお茶が自由に飲めるゆったりしたスペースがあり、そちらで生存茶というブレンド茶をいただきました。テーブルの上に山尾三省さんの追悼特別号の『季刊生命の島』という雑誌があり、三省さんファンの自分としてはこの初めて見る雑誌に興奮しつつ購入しました。が、すぐ後にお店の方が「この本はどちらにあったものですか?」と聞いてこられたので、「あちらのテーブルです」と答えると「売り物ではないかもしれない」とおっしゃいました。さすがにこういう貴重品は販売物ではなかったか、とがっかりしていると、その時東京にいらっしゃったオーナーの石垣さんにわざわざ電話で確認してくださいました。

    そしてその電話中に「かわってください」と言われて、緊張しながら電話をかわると石垣さんが「その本は差し上げます」とおっしゃるので驚きました。売ってくださるだけでもありがたいのに、結局もらってしまいました。大変ありがたい話です。

    野草広場 (無農薬野菜・自然食品販売所)
    437-0127 静岡県袋井市可睡の杜4-1 電話0538-48-8002
    日曜定休 営業時間 9:30から18:00 (4月から9月は18:30まで。祝日は10:00から18:00)

3月のおわりということで、何かの区切り的な旅行になるのかなという予感があったのですが、帰宅してみると確かに普通の旅行よりも何か新しい流れにのったような感覚があり、何かの胎動を感じるような気分にもなっています。

家族旅行なのに自分の趣味で勝手に動いた部分も多かったのですが、それもまあいいかという感じで、楽しい旅でした。

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