インドの風水 Vastu Shastraのこと

以前インドにいた頃の話ですが、新聞で、インド式の風水にしたがって家を建てると、その家の住宅ローンの金利が通常よりも低くなるという記事を読みました。その風水というのはVastu Shastra(Vaastu Shastra=ワーストゥ・シャーストラまたはヴァーストゥ・シャーストラ)と呼ばれるということでした。

興味をもち、早速書店に行き、何冊か本を求めました。いわゆる中国式の風水と比較すると、シンボル的なものによる判断や是正というものはあまりなく、ほとんどが家や土地や部屋の方角と配置に関するものでした。たとえば北東は最もエネルギー的には精妙な方角なので、そちらにはトイレや台所は置かないとか、西南は重いエネルギーの方角なので家の西南に主人が寝るとか、または家の中心はエネルギー的に重要な場所であるため出来る限りクリアな空間にしておくといったことです。

このVastuがどのくらい普及しているのかと思って、当時勤務していた会社のスタッフにきいてみたところ、驚いたことに誰もが知っていて、中にはそれに従って会社の机の向きを設定している人や、家の玄関の方角を変更した人までいました。

それでますます面白いと思い、本を何冊も出している著者の家に遊びに行ったり、地方に出張したときなどは書店でVastu Shastra関連の本を買いあさったりもしました。英語ということもあって、読んだのは半分にも満たないのですが、日本に戻るときはその教えをもとに借りる家を決めたという経緯もあります。

その後引っ越した今の家も、仕事部屋として借りている物件も、ともに結局はVastuに従ったものになっています。効果があるのかどうかと言われると、こういうことにありがちなことですが、よくわかりません。が、なぜか従う気になってしまいます。不思議です。

ちなみに、従ったと言っても、数項目をクリアしているという程度なのですが、こんなところです。(順番は思いついたまま)

1. トイレが北東にない。
2. 玄関が南でない。(北側にある)
3. 主寝室は家の南西角。
4. 近くに宗教施設(寺院、寺など)がない。
5. 東に窓がある。
6. 西に大きな窓がない。
7. 家の中央が詰まっていない。
8. 北東部が欠けた土地、欠けた家になっていない。
9. 窓から川や海が見えない。

自分的にいまだによくわからないのは、北半球と南半球で方角が変わるという説が正しいのかどうかということです。変わるという流派と同じという流派があるようです。

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