『なまけ者のさとり方』(タデウス・ゴラス)を読んで

いまさらながらという感じで『なまけ者のさとり方』を読みました。でも、今でよかったという感じもします。

というのは、いわゆる悪い意味でのニューエイジ的なふわふわしたところがなく、どちらかというと淡々と「さとり」について書かれているからです。おそらく、ダグラス・ハーディングの著作などに触れていない状態で読んでいれば、あまり意味が分からなかったのではないかという気がしました。

自分にとって面白いと思ったのは次の引用で表される部分です。

「私達は自分が安心していられるバイブレーションのレベルに、いつも戻ってゆこうとする傾向がある」

「さからわないこと」

「あるがままを愛しなさい」「世界がどんなに見えるかは、百パーセントあなたのバイブレーションのレベルで決まっています」

「悪いものを取り除こうと一生懸命に努力すると、もっと深いわなにはまりこんでしまうものなのです」「悪い考えや気持ちを自分の中から取り除こうとすればするほど、それは大きく育っていってしまうのです」

「バイブレーションが細かければ細かいほど、まわりから沢山の情報が入り、物事がゆっくり起こるように見え、あなたは物事をコントロールできるように感じるのです」

「この世の現実を否定したからと言って、私たちは物質界を超越できるわけではないのです」

「苦しい修行などのネガティブな方法で一瞬のさとりを得た人は、また元の状態に戻ってしまうと、自分は他の人達を救うためにまた戻ってきたのだと、自分をなぐさめたりするものです」

バイブレーションということと、さからわないこと、そして知覚するすべてのものを愛すること、がキーになっているようですが、バイブレーションを上げる方法として無条件に自分と他者を愛することが何度も強調されています。

ある意味でとても厳しい内容だということもできますが、シンプルといえばとてもシンプルで、また折に触れて読んでみようと思いました。山川夫妻の翻訳です。

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